皮膚科・小児科・アレルギー科 皮膚科 いそべクリニック
アトピー性皮膚炎に悩むすべての方々に
>トップ
 
アトピー性皮膚炎の原因と治癒
体験談
研究資料
症例
著書
掲示板
いそべクリニック

アトピー性皮膚炎 目からウロコの簡単治療法



>体験談      6 

体験談6

 私がいそベクリニックに通うようになったのは、5月の連休明けのことだったと思います。私は小学校に上がる前から既にアトビーの症状が出ており、20年近くアトビーとつきあってきたことになります。その問、転々としたという程ではないけれど、何軒かの病院にかかってきました。低刺激な石けんや、漢方薬、○○○軟こう(←名前が思い出せませんが、肌がほてってくる薬です)、かゆみ止めの飲み薬を出してもらったこともありますが、一貫して続けてきたのは、ステロイドの軟こうを塗るという治療でした。私の肌は、ステロイド軟こうを塗れば、かゆみに悩まされることはあっても、見た目には、普通の人の肌と変わらない状態を保つことができました。むしろ、子どもの頃から肌の乾燥がひどく、肌には人一倍手をかけてきたせいか、肌がきれいだと褒められる事さえありました。私は無意識的によくかいているようなのですが、そうでなければ、アトビーだとは分らないと言われたこともありました。病院でも、もっとひどい人はたくさんいる、軽い方だとよく言われました。
 私がこのように、見た目が健康な肌の人と変わらない状態でこれたのはステロイドの恩恵だと思っています。様々な副作用があり、常用するのはあまり好ましいものではないことは知っていましたが、それでもステロイドは私にとって必要悪なのだと思ってきました。アトビーは体質だから治らない、症状を抑えてうまくつきあっていくしかないと何度か病院で言われてきたし、自分でもそう思ってきたからです。ステロイド軟こうを塗らなければ、顔は赤くはれ、体中にかゆみを伴う湿疹が山て、社会生活を送るのが困難になるのを経験的に知っていたからです。
 ところが、このままずっとステロイドで症状を抑えながらアトビーとつきあっていくと思っていたところに転機が訪れました。私は親元を離れ、1人でアパートを借り、大学に通ったのですが、今年の3月無事卒業し、再び地元に戻ってきた時のことでした。といっても就職は決まっておらず、しばらく自宅で就職に向けての勉強をしようと考えていた時のことです。
 下宿先から引きあげ、自宅で毎日顔を合わせるようになり、家族は4年の間で私の肌が以前より悪くなってきたと感じるようになったようです。現在進行形の湿疹はとりあえず治まっているものの、以前できたものの跡が残るようになったのです。おなかや背中、太ももなどの広範囲に黒ずんだシミが残っていたのです。そんな風になって帰ってきた私を見て、父はこんなんじゃ嫁にも行けないと心配しだし、母は、肌がゴワゴワにかたくなっていることにショックを受け(もともとゴワゴワしていたのですが・・・・)、祖父は一度ちゃんと検査してもらってはどうかと勤めてきました。私自身は体のシミは毎日見てきたものなので、それほど気にしていませんでしたが、家族の慌てる様子を見てようやくそういえば昔はこんな風になっていなかったな、と気づいたくらいです。
 しかしその頃、薬を忘れて旅行に行ったことがあり、旅先で症状が悪化し、にっちもさっちもいかなくなってしまったことがありました。その時、薬がなくてはどこにも安心して出かけることができないことをとても煩わしく感じました。そして今はちょうど就職もしてないし、自分だけに使うことのできる時間はたくさんあったので、アトビーをきちんと治すのにベストな時期ではないかと思ったのです。
 それから、図書棺の本やインターネットでアトピーに関することを調べるようになりました。とりあえずステロイドを中止することが肝心なのだと知り、全くの自己流でステロイドをやめてみた時期がありました。本やインターネットにある通り、今までに経験したことのないひどい状態になりました。特に顔と首は、湿疹が盛りあがったようになり、うみのようなものが出て、皮ふ、の感覚が鈍くなったようなかんじでした。家族に見られるのもいやで部屋にこもっていました。あらかじめこうなることは予測していたものの、実際になると想像以上につらいものでした。わずか数日で挫折し、再びステロイドを塗ると、少量ですっと症状がひいていきました。常用すると効果がうすくなるのは事実でしたし、あんなにひどかったものを劇的に治してしまうステロイドという薬に少し恐しさも感しました。
 自己流では何より精神的にきついことが分かり、やはり病院で医師の指導を仰いで治していくことが最も、無駄のないやり方だと思い、インターネットで調べてみたところ、いそベクリニックが一番近い病院でした。といってもかなり遠方なのですが、早速診てもらいに行くことにしました。
 まず、はじめにご指導いただいたことは、石けんの使用を一切中止するということでした。私は肌が弱いので、自分に合った石けんを探すのには熱心で、肌に合わないものがあったら、この石けんは合わなかったのだと思い、石けん自体を疑ったことは一度もありませんでした。石けんそのものを中止するようにと訊いた時、驚きと同時に、あぁなるほどな、と納得することができました。その他には、保湿用の軟こうと、かゆみ止めのジェリー、数種類の飲み薬を出していただきました。
 その日から私は石けんの使用を中止し、お場で髪や体を洗うことにしました。仮に私がその時、就職が決まっており、毎日仕事に行くという生活をしていたのなら、石けんを中止することはかなり勇気のいることで実践するのを少し考えてしまったかもしれません。しかし何といっても私はプータローで1日家族以外の誰とも合わないことだって可能だったので、すんなり実行に移すことができたのです。それに、少しでもにおったり、汚れが落ちていないような感じがあったら、私がすぐに言うからという母の言葉も心強い支えとなりました。
 さて、実際に石けんを中止し、お風呂あがりと朝のシャワーのあとに保湿の軟こうを、かゆい時にゼリーを塗り、飲み薬を指導されたように飲むようになって、まず肌のかゆみがほとんど全くといっていいほど解消されました。かくことがなければ、それ以上悪化するということもなく、あとは快方に向かうだけです。実際には、おそらく石けんの中止と飲み薬が私にはとても合ったようで、それだけでかゆみは解消され、ゼリーを塗る必要はほとんどありませんでした。家族が心配していたシミも徐々に薄くなってきました。保湿軟こうをきちんと塗ったことで、肌もずいぶんと柔らかくなってきました。
 わずか数日で、確実に良くなっているというはっきりとした手応えがありました。劇的といっていいと思います。ただ今回の場合は、ステロイドを塗った時と違って、良くなったことに対して恐ろしいと感じることはありませんでした。なぜなら、その方法が極めて安全なものであるということができるからです。気にしていた石けんを使わないことによるにおいや汚れも、母に聞いてみると、そういうことは全くないということです。
 ただ1つ問題があるとすれば、それは化粧のことでした。 この9月から私は仕事をはじめるようになり、毎日化粧をするようになりました。仕事をはじめる前は、素顔のままで出かけていましたが、今ではそういうわけにもいきません。病院では、水で落とせる程度に工夫するように、と指導されましたが、こちらの場合は、なかなかうまく実践することができませんでした。職場に行けぼ、女性の方はきちんと化粧をしてきているし、同年代の友だちも化粧を楽しんでいます。
 今が年齢的に一番きれいな時だからと言い分けし、私は毎日ファンデーションから何からきちんと化粧をして仕事に行っています。ただ、クレンジングにだけは気をつけるようにしています。市販されているクレンジングは石けんと同じように、私の肌には強いと思うので、薬局で売っているただのオリーブオイルを使って2回落とすようにしています。ファンデーションまできちんと落ちているという確信はありませんが、何度も重ね塗りをしてバリバリになっているマスカラも時間をかければ落ちますし、今のところそれで肌が荒れたり、かゆくなったりということはありません。ただの油なので拭きとったあともベタベタしますが、もともと乾操肌なので、かえってちょうどいいという気がします。アトピーのために化粧のことで困ってみえる女性は少なくないと思うので参考になったらと思います。
 先生おっしゃってくださいますが、私は短期間でかなり快方に向かった稀なケースであるようです。しかし、その1つの理由として、私が先生のご指導をきっちりと実践したからではないかという気がしてなりません。特に、たまたま私が仕事に就いていなくて、たまたま母の力強い言葉を得られたという状況が手伝ってということもありますが、すんなりと石けんを止めることができたのが大きいのではないかと思います。仕事をしていたらたまにはいいかと思って石けんを使ってしまったと思います。正直に言いますと、仕事をしていなかった頃の私でさえもそういうことがありました。先生は、良くなったからといって石けんを使ったらまたもとに戻ってしまうよ、とおっしゃってみえましたが、全くその通りでした。身をもって経験し、石けんの香りをさせることが清潔さの象徴のように考えるのは間違いなのだと思うようになりました。特に私のように肌の弱い人にとっては。
 医師の指導をきちんと守るということは簡単なようでなかなか難しいことだと思います。私もそれまでは、悪くなった時だけ薬を塗り、思いついた時に薬を飲んでいました。それではよくなるものも良くなりません。今回はなぜ守ることができたかというと(化粧などは守っていませんが‥‥)それは私がいそべ先生を100%信頼しているからだと思うのです。

 以前こんなことがありました。それまではずっと素顔で病院に通っていたのですが、その日は化粧をしていったところ、先生は「なんか白くなったなぁ」とおっしゃったのです。私は、この先生はきちんと見ていてくれるし、それを覚えていてくれるんだ、と思いました。多くの患者さんを診ておられるにもかかわらず、前に診た時との違いにすぐ気づかれるというのは、1人1人の患者さんに丁寧に接してくださっている証拠だと思うのです。何回か調子が悪くなった時には大丈夫だと励ましてくださり、良くなっていけぼ「きれいになったなぁ」と言ってくださいます。いろいろな話を聞かせてくださいます。今までに出会ったことのないタイプのお医者さんです。私はこの病院を訪れたことを本当によかったと思っています。いそべ先生にとても感謝しているし、自分のアトビーという病気について真剣に考えるきっかけを与え、支えになってくれた家族に感謝しています。
 長くなりましたが、お役に立てたらうれしいです。

I.K



<<リンク 前のページ リンク 次のページ>>
いそべクリニック